明治大学演讲结束

上一篇 / 下一篇  2010-03-07 10:33:52

        应日本中国民话学会的邀请,昨天在明治大学做了题为“中国牛郎織女伝説の現地化、語り方と伝承--中国山東省沂源県牛郎官庄の調査を中心に”的演讲。在此,非常感谢叶老师以及郭俊红、张礼敏无私提供的资料。

主要内容如下:

テーマ:

中国牛郎織女伝説の現地化、語り方と伝承--中国山東省沂源県牛郎官庄の調査を中心に

                                       畢雪飛

 

発表要旨:

中国では、社会が激しく変化しつつある今、民間文化にも大きな影響を与えた。また、「非物質文化遺産」の「保護制度」が整備されたことにより、民間文化の研究は大きな刺激を受けて非常に盛んな時期を迎えた。こうして、政府が主導して、地方の経済を振興させようするいろいろな動きが出た中、民間文学はいかに変化するか、その成り行きを考えたい。本発表では、中国山東省沂源県牛郎官庄の調査の資料に基づいて、社会の動きの中に、中国牛郎織女の現地化、語り方、伝承の変容が表れていることを分析したい。

 

一、中国牛郎織女伝説の形成流れについて

『詩経・小雅・大東』(西周):中には、「織女」と「牽牛」は星の名前として登場する。

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湖北雲夢睡虎地に出土した(197512)秦代の占う簡書『日書甲:この占いの内容から見ると、牛郎織女伝説は秦の時代に広がっていたことが推測できる。

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『大戴礼・夏小正』七月の記事(前漢):この中には織女星の方向を示しており、また気候の特徴はすでに秋の気配になった。織女星と季節の関係を暗示している。

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『古詩十九首・迢迢牛星』(後漢):河を隔てて会えない恋人あるいは夫婦の関係を示している。

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晋の葛洪『西京雑記』、梁の宗荊楚歳時記』七夕の後、女性たちは機織り服を作ることを始めるから、この日に針と糸を用意し、針仕事の上達を祈願することは重要な儀式であり、仕事始めの心の準備でもある。こういう儀式を通して牛郎織女伝説は代々伝わるだろう。

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梁の庾肩吾の「七夕詩」:「鵲橋」のエピソードが加えられた。

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唐以降:羽衣説話兄弟型故事との習合。

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明清:西王母の附加によって、「銀河」の形成についての民間的な解釈を加えられた。物語の悲劇の色彩が一層深く染められた。伝承されて今の形になって定着。

 

二、中国山東省沂源県牛郎官庄における牛郎織女伝説の現地化の表現

1、沂源県牛郎官庄における伝説の定着

地理空間→家族淵源→村の生業

2、現地化の表現

「上有天河、下有沂河」→牛郎は村の人→伝説の中の内容は現地の生業を反映する。→天河の形成の原因

 

三、牛郎織女伝説の語り方

昔のようにお婆さんあるいはお母さんを囲んで聞くのですが、今殆ど見られない。社会の変化、メディアの影響などの要因が変化させたと考えられる

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語り方の存続

祭祀春節の二日目→正月十五日→三月三日→七月七日日→十月十五日

牛郎織女は村人の共同記憶とされ、村の結束力を強め、同時に村を神話の色で染めた。

神曲:老母会:牛郎官庄の香社組織→「唱仏」:牛郎織女の口頭叙事

神曲の中に語られた牛郎織女伝説のエピソードは主に結婚、夫婦離別、七月七日に会う、鵲が橋を架けるがあり、ほぼ全国に伝えられているストーリと一致する。

 

四、牛郎織女伝説の伝承

伝承の苦境

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現地政府、文化名人の影響(2007年、81315日、沂源県に全国初めての「牛郎織女伝説」のシンポジウム)→メディアの影響:テレビなど→外来要因の影響

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伝説の内容が変わる→語る態度が積極的になる

 

五、今の状況

1、沂源県内の動き

20078月、沂源県は中国民俗学会から「中国牛郎織女伝説之郷」が授与された。同時に「山東大学中国民間文学博士点科研実習基地」となった。

     

20083月、中国牛郎織女伝説研究センターが沂源県に成立した。

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20086中国国務院辦公庁第二回目「国家級非物質文化遺産名録」の中に「牛郎織女伝説」は記載され、山東沂源県、陝西省長安県、山西省和順県の三箇所が主な流伝地と認められ、非物質文化遺産の保護地となった。

 

2、テレビ、ネットなどを通じて宣伝

中国中央テレビ(CCTV-1)朝の「朝聞天下」(視聴率が高い)を放送するとき、挟まれるコマーシャルの山東省の宣伝の中に「山東沂源、中国牛郎織女故郷」というスローガンが出され、観光を通して地方の経済を振興させようとしている。

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2009415、中国中央テレビ(CCTV-10)の「探索・発見」という番組が「沂源牛郎織女」を放送した。中には、研究者たちが自分の研究の視点から沂源牛郎織女伝説を解釈した。こうして、沂源牛郎織女伝説は一層全国に広がられただろう。

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ネットの宣伝:中央、地方

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山東大学民俗学研究所の研究成果:《中国牛郎織女伝説・沂源巻》(五巻の一つ)(葉濤教授主編)、主に山東沂源地域の牛郎織女伝説を収録した。出版された際に、第二回目の「中国牛郎織女伝説」のシンポジウム北京で開かれた。

 

まとめ民間文学は、本来、主に民間で伝わるという形で流伝する。勿論、上からの影響があったが、今のように、政府の主導で、研究者も積極的に参与し、民間文学、民間文化を広がるということは、民間文学、民間文化に新たな研究課題が与えられたと考えられる。

 

 

参考資料:

1、叶涛国祥 中国牛郎传说五卷本,广西范大学出版社,2008

《研究卷》:主要收中国牛郎传说的研究性文、著作等;

《民文学卷》:主要收中国牛郎传说的民文学作品等;

《俗文学卷》:主要收中国牛郎传说的通俗文学作品等;

像卷》:主要收中国牛郎传说料;

《沂源卷》:主要收在山沂源地区有中国牛郎传说料。  

2、郭俊紅、《中国牛郎织女传说的地方叙事研究以山东省沂源县牛郎官庄为例》山东大学硕士学位论文,20083月。

3、山东省沂源县燕崖乡牛郎官庄民俗调查报告

山东大学民俗学研究所,山东省沂源县文化局,200612

42005—2008年山东大学民俗学研究所沂源调查原始资料录音整理稿。



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